2020-09-13 夜からの続きの朝 「幸せの家庭」というものがあった。あったが、それは形を変容させるものだった。孤高の理想ではなかった。それでもよいという実感を、そうではないところから完全に分離させ、引っぺがして情緒に縺れず、一己としてあってみせることにしか興味がない。流されるままの壮大な人生には立ち向かうことができない。