2022/08/30 書きにくいこと

入っているというかんじでなく、つつまれてなく、冷たすぎないやわらかなものに肌、はだはだの部分の丸みが外からなぞられながら放り出されているかんじーーどうにも言いきれない簡単に言えばとてもよいきぶんになる風のふんいきのなかに居るーーーというかんじではなく、とにかくそこにからだがあることを意識させられるとき。時間ではなく、身体でもなく、設置面の輪郭だけがやわらかいようす、暑さを避けてきた先にあった、あった、縁どりのやわやかないっときが、からだの重さを数値でないおもみにし、あしがあり、まぎれもなく繋がる四肢があり、それすらもわからぬもの、が過ぎさり過ぎさるところにいる、これは徒歩の場合。車みたいな動力により当たる風と歩いたり止まれたりするときとはぜんぜんちがい、それは単に外のものの方がなびいている、力の流れが目視されるという具合によるのかもしれないが、ふうわりのふのあいだに ただよえる がある。

 

まだ歩けば日が頭頂部にささるくらいの夏、ドトールで一連の注文をして携帯を見ると勝手に電話がかかってた。手が触れて触れてしてそうなったがかけてしまった先から すぐにかけ直すと文字が返り、ほとんど連絡取らないけどたまたまその少し前に会ったその人に間違えましたと謝るときのはやさと、重ねるように返すその人の空振りへの残念さが戻るのにスピードを手に感じた日があった。陽と書くとほがらかな印象だから日。

 

机の上にあった黒いものを下げたら白い壁と少しついてしまった黒い汚れが残り、空いたスペースにいつもよりずれることで窓の光が眩しすぎなくなった中に居て、とてもよくなった。